Linuxは、最近でこそGNOMEやKDEのようなGUI環境とともにいようされることが
多くなってきましたが、もともとはCUIの考え方を前提として設計されたもの
です。CUIでは、ユーザが文字からなる「コマンド」をタイプすると、その
要求に対する処理の結果が画面上に文字だけを表示されます。
GUIの画面を見慣れた人には、これはとても地味に見えるかもしれません。
しかし、GUIと違ってCUIには繰り返しの操作が手軽にできたり、コマンドを
組み合わせれば複雑な処理が簡単に行えるなど、非常に便利で強力な面が
あります。
LinuxでCUIが使えるようにしてくれているのは、「シェル」と呼ばれる
プログラムです。シェルは、ユーザとOSカーネルの間を取り持つ同時通訳
のような動きをします。ユーザがコマンドをタイプすると、シェルはその
コマンドを解析し、カーネルが理解できる形の情報に整えてから、それを
カーネルに渡します。
するとカーネルは、渡された情報をもとに処理を行い、結果をシェルに返します。
そして最後に、シェルがその結果を画面に表示するというわけです。シェルは
その動作は地味ですが、大変重要な動きをするのです。
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