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DMAとは、CPUを使わずに、デバイスとメインメモリとの間で高速なデータ転送を行うために
使われるのがDMAと呼ばれています。
各種の装置やメモリがCPUを介することなくデータ転送を行うDMA転送は、
CPUに負荷がかからず、高速にかつ大量のデータを転送できます。
CPUが他の処理を実行中でも、ハードディスクなどとメモリとのデータの
やり取りをDMAコントローラが制御するため、CPUの負荷が少なくなり、
処理速度が向上します。
DMAの割り当ては「/proc/dma」を確認できます。
# cat /proc/dma
4: cascade
cascadeとは??
cascadeは、DMAコントローラ同士を接続していることを意味します。
試験対策では、ここまで覚えておけばOKです。
余裕があれば以下も参考にしてください。
パソコンでは4チャネルを持つDMAコントローラを2つ接続しています。
CPUには一つしか直接接続できないので、DMAコントローラが持っている
チャネルの一つをもう一つのDMAコントローラに接続して使ってます。
DMAコントローラ1(CPUに直接接続してるマスタコントローラ)
チャネル1: DMAを利用する機器に接続
チャネル2: DMAを利用する機器に接続
チャネル3: DMAを利用する機器に接続
チャネル4: もう一つのDMAコントローラ(スレーブコントローラ)に接続する←カスケード(cascade)と呼ぶ。
DMAコントローラ2(マスタコントローラを介してCPUに接続してるスレーブコントローラ)
チャネル1: DMAを利用する機器に接続
チャネル2: DMAを利用する機器に接続
チャネル3: DMAを利用する機器に接続
チャネル4: DMAを利用する機器に接続